
1: 21/08/03(火)15:05:04 ID:uEPL
人来たら載せる
おすすめ記事ピックアップ!
2: 21/08/03(火)15:05:13 ID:5pdN
こっわ
3: 21/08/03(火)15:05:39 ID:mZyx
これは恐い
4: 21/08/03(火)15:06:13 ID:eB7w
ひぇ…
5: 21/08/03(火)15:06:59 ID:uEPL
思ったよりレスついてビックリしとる
6: 21/08/03(火)15:07:49 ID:uEPL
先輩のAさんは、結構趣味にお金を使う人で、
アルバイトを3、4個は掛け持ちしていました。
その上で、より効率の良いアルバイトを探していたようで、
私にとある求人ポスターの写真を見せてきました。
その求人は「モニター」。
商品のテスターを使用して、企業にレビューをするというものですね。
モニターのアルバイトは人気なので抽選されることが多いのですが、
Aさんが見つけた求人は個人によるもので、
商品を取りに行きさえすれば良いと。
少々怪しくはありましたが、破格の報酬を考えれば優良物件だ、
ポスターに書かれた住所に向かうと言いました。
私はAさんを心配したと言えば聞こえはいいのですが、
半分は好奇心で、着いていくことにしました。
7: 21/08/03(火)15:08:22 ID:mZyx
なっっが
長すぎて読む気がしない
こわい
8: 21/08/03(火)15:08:59 ID:uEPL
閑静な住宅街の一角でした。
チャイムを鳴らして出たのも、ごく普通のおばさんという感じの声で。
Aさんがアルバイトの話をすると、
そのおばさんは少ししてドアを開け、Aさんに紙袋を手渡しました。
おばさんは紙袋の中身については何も言わず、
「とりあえず、開けたらわかるから」といったようなことを繰り返していました。
私と同じくらいAさんも好奇心旺盛だったようで、
Aさんは住宅街をしばらく歩いた時にふと、
「これ開けてみよう」と言い出しました。
家に帰ってからやればいいのに、待てなかった訳です。
そこで、近くにあった公園のベンチで、紙袋を開けることになりました。
9: 21/08/03(火)15:09:25 ID:uEPL
もうちょい1レス短い方がええか?
10: 21/08/03(火)15:09:47 ID:eB7w
長くて読む気なくすから改行して
11: 21/08/03(火)15:10:14 ID:zHP5
誰か後で3行でまとめてくれや
13: 21/08/03(火)15:10:53 ID:uEPL
>>11
先輩が
変なバイト
やる話
12: 21/08/03(火)15:10:49 ID:WwmV
ワイが作った
怖い話を
評価して
14: 21/08/03(火)15:10:57 ID:eB7w
モニターで
ババアが
袋あけた
15: 21/08/03(火)15:11:26 ID:uEPL
紙袋の中には、綺麗な包装がされた箱が入っていました。
頂き物の焼き菓子のような感じです。
包装紙を剥がして箱を開けると、メッセージカードと、
オルゴールのように凝った装飾の箱が入っていました。
17: 21/08/03(火)15:12:08 ID:uNL7
>>15
これぐらいの方が読みやすくて好き
20: 21/08/03(火)15:12:36 ID:uEPL
>>17
ありがとう 短めに出すわ
16: 21/08/03(火)15:11:34 ID:QAZo
バ
バ
ア
18: 21/08/03(火)15:12:10 ID:uEPL
メッセージカードには、
「この度はこちらのアルバイトに応募してくださり、ありがとうございます。
この箱の蓋を、1週間毎日開けてください。
中身についてのレビューを毎日書いて、箱と共にお持ちくだされば、
その時に現金で報酬をお渡しします」と、
細かい文面はともかく、そのようなことが書かれていました。
19: 21/08/03(火)15:12:28 ID:mZyx
イ
ッ
チ
21: 21/08/03(火)15:13:03 ID:uEPL
アルバイトの内容がようやく明らかになった訳です。
2人して拍子抜けしました。
これで30万、笑いながらAさんがそれを開けた瞬間、
顔が酷く引き攣りました。
箱の中には何が入っていたと思いますか。
22: 21/08/03(火)15:13:56 ID:mZyx
まさかの箱の中身はなんだろな
23: 21/08/03(火)15:14:15 ID:4GaE
あっ…
24: 21/08/03(火)15:14:28 ID:uNL7
おまけの中身が
25: 21/08/03(火)15:14:49 ID:uEPL
大量の、爪です。
私も見た時は思わず声が出ました。
爪って一度の爪切りで切られる量はたかがしれてるじゃないですか。
その箱に入っていた量は常軌を逸していました。
26: 21/08/03(火)15:15:30 ID:mZyx
爪貯めるやつたまにいるらしいな
27: 21/08/03(火)15:15:53 ID:5pdN
コトリバコかな?
28: 21/08/03(火)15:18:30 ID:QAZo
箱に入ってる爪の量が常軌を逸してるって表現は大げさやな
29: 21/08/03(火)15:18:47 ID:uEPL
ともかく、私はAさんにやめましょうよって言ったんです。
だって、オカルト的な意味合いでも何か念がこもっていそうで気味が悪いですし、
この箱になんの曰くもないとしたら、これを手渡してきたあのおばさんが怖いですから。
30: 21/08/03(火)15:20:00 ID:uEPL
でも、Aさんは「気の持ちようだよ」とか言って、
結局アルバイトを続けることにしたのです。
今となっては、あの時無理にでも止めておくべきでした。
31: 21/08/03(火)15:21:13 ID:uEPL
箱を紙袋に戻して、私とAさんは公園をあとにしました。
そこからはずっと黙って歩きました。
Aさんが黙っていた理由はわかりませんが、
ちらと顔を覗いた時に私の方をじっと見ていたのが、
いつもと違う気がしました。
32: 21/08/03(火)15:21:41 ID:uEPL
別れ際、私がAさんに「無理はしないでくださいよ」と声をかけると、
ようやく真顔をゆるめて「大丈夫だよ」と言っていたのを覚えています。
33: 21/08/03(火)15:22:27 ID:uEPL
次の日はゼミでした。
結論から言うと、Aさんは来ませんでした。
Aさんは元からそれほど真面目という感じではなく、
欠席も別に珍しくはなかったので
他のゼミ生は特に気に留めていなかったのですが、
私からすればあの箱が気がかりでした。
34: 21/08/03(火)15:23:11 ID:uEPL
LINEも通話も反応はなく、それがさらに嫌な予感を加速させていきました。
一方で、そんなはずはないと否定したくて。
私は次の日もその次の日も、
Aさんの既読のつかないLINEに
メッセージを送るにとどめていたのです。
35: 21/08/03(火)15:24:24 ID:uEPL
さらに次の日、流石に限界で、
私はAさんの友人に住所を教えてもらい、向かいました。
でも、実際ドアの前に立つとどうすればいいのかわからなくて。
とりあえず中にAさんがいるか、少し耳を立てると
部屋の中から小さな音が聞こえたんです。
声を殺していますが、うぅ、うぅと泣いているようでした。
36: 21/08/03(火)15:24:59 ID:uEPL
それでやっと私はドアをノックしました。
すると、しばらくして不意にノックが返ってきたんです。
足音も鍵の音もしなかったので、
今考えるとAさんはずっと玄関先に居たんじゃないかなと思います。
37: 21/08/03(火)15:26:13 ID:uEPL
なぜAさんがドアを開けないのか不審でしたが、
ノブを回すと鍵はかかっておらず、
玄関を開けるとAさんがへたりこんでいました。
38: 21/08/03(火)15:26:50 ID:uEPL
私はその顔色の悪さにびっくりしました。
というか、たった3日とは思えないほどに老け込んでいるように見えたんです。
どう声をかけていいのかわからず、とりあえず「大丈夫ですか?」と。
明らかに大丈夫ではありませんでしたが。
39: 21/08/03(火)15:27:28 ID:uEPL
Aさんは私が声をかけると私の顔の方を見上げたのですが、どうにも目が合いません。
私の名前を呼んではいるものの、確証はない様子でした。
そこでふと、もしかしてAさんは今、
目が見えていないのかもしれない、と思いました。
40: 21/08/03(火)15:27:49 ID:uEPL
とりあえずAさんの家に入りドアを閉めると、
Aさんはビクッとしていたのですが、
しばらく声をかけているうちに、
この3日間にあったことをぽつぽつと話してくれました。
41: 21/08/03(火)15:28:20 ID:uEPL
Aさんによると、今Aさんは「肉の中」にいると言うのです。
そして、私のことも声でしか判断できないほどに、違った姿に見えていると。
どのように見えているのか聞いても、それは教えてくれませんでした。
42: 21/08/03(火)15:28:47 ID:uEPL
箱を持ち帰って改めて中を確認すると
やはり大量の爪が入っていたそうで、
レビューを簡単に書いて、その日はもう箱には触らなかったそうです。
43: 21/08/03(火)15:29:20 ID:uEPL
夢に出るなんてこともなく、Aさんが次の日また箱を開けると、
爪が「切った爪」から「剥がされた爪」に変わっていたと。
そこから部屋がおかしくなり始めたと泣きそうな顔で言っていました。
44: 21/08/03(火)15:29:38 ID:uEPL
部屋の変化は、黒いシミが壁や天井にできるというものだったようです。
酷い頭痛のために、ゼミに行くことが出来なかったと。
45: 21/08/03(火)15:30:24 ID:uEPL
Aさんは次の日も箱を開けたそうで、
私は思わず「何でやめなかったんですか!」と言ってしまいました。
Aさんはまた泣きそうな顔をしながら、
「やり切らないとどうなるか、余計に怖かった」と言うのです。
46: 21/08/03(火)15:30:57 ID:uEPL
確かにそうでした。
レビューの仕事が箱を開けさせるための口実にすぎないことは明らかです。
この箱を開ける作業、これが何らかの儀式の意味合いを持っているとすれば、
Aさんが言うように途中でやめることが怖いと言うのも、無理はありません。
47: 21/08/03(火)15:31:25 ID:uEPL
私に連絡を返さなかったのも、巻き込む可能性を考えてのことだったと言いました。
ではせめて部屋から出れなかったのかと聞くと、
3日目に箱を開けた時、シミが部屋中を覆ってしまい、
ドアも開かなくなってしまったとのことでした。
48: 21/08/03(火)15:31:55 ID:uEPL
4日目に箱を開けると手が入っており、部屋はついに肉に覆われてしまったようです。
頭痛もどんどん酷くなっており朦朧としていたらしく、
私がAさんの見ている世界の話を仮に信じないとしても、
あの箱が原因で体調に影響が出ていることは明白でした。
49: 21/08/03(火)15:32:25 ID:uEPL
そして、私がやってくる前に箱を開くと、手と血が大量に入っていたようです。
私はAさんに、部屋から出てみましょうと提案しました。
50: 21/08/03(火)15:32:45 ID:uEPL
ドアを開け、ゆっくり手を引いてAさんをアパートの廊下に出すと、
Aさんはガタガタと震え、「無理だ」と言うのです。
どうやら、部屋よりも恐ろしい世界が見えているようでした。
51: 21/08/03(火)15:33:08 ID:uEPL
私はAさんを連れ出してなんとか箱から遠ざけたかったのですが、
それが果たして意味があるのかもわからない中、
Aさんをこれ以上苦しめることは得策ではないと感じ、
部屋に戻ってもらうことにしました。
52: 21/08/03(火)15:33:39 ID:uEPL
机に置かれたAさんのスマホはまだ充電が残っていたので、
Aさんに「何かあったら絶対に連絡してください」と伝え、
ひとまず部屋を出ました。
53: 21/08/03(火)15:34:09 ID:uEPL
正直あの箱にこれ以上関わることは危険かもしれないと感じていましたが、
Aさんが目の前であのように苦しんでいる以上、放っておけなかったのです。
そして、やはりまだ私の好奇心は死んでいませんでした。
54: 21/08/03(火)15:34:28 ID:uEPL
私はあのおばさんに話を聞くことにしました。
住宅街の一角、Aさんと訪れた家のチャイムを鳴らすと、
やはりおばさんの声がしました。
55: 21/08/03(火)15:34:54 ID:FLES
今北産業
56: 21/08/03(火)15:35:13 ID:uEPL
「あの、バイトのことで」そう私が切り出すと、
おばさんはかなり焦った声色で
「あ、あのバイトはもう終わったの」と言って
インターホンを切ってしまいました。
しばらく無視されていましたが、
だいたい5分くらい粘っていると、
玄関のドアが開き「立ち話もなんだから、入って」と言われました。
57: 21/08/03(火)15:35:47 ID:uEPL
今考えると中々危ないですよね。
ですが、私からすればとにかく話を聞きたかったので家に上がりました。
それなりに広い家で、玄関に飾られたちょっとした人形なんかもアンティークのような感じでした。
リビングに通され、しばらくするとおばさんがコーヒーを運んで来ました。
58: 21/08/03(火)15:36:33 ID:uEPL
「この間の人と一緒に来てたわね」
切り出したのはおばさんの方でした。
おばさんが言うには、
あの箱はアンティーク集めに凝っていたおばさんが骨董屋で見つけた物だそうで、
装飾が綺麗だったので買ったと。
59: 21/08/03(火)15:37:18 ID:uEPL
ではあの爪は一体何なのか、と聞くと、おばさんは黙りこくってしまいました。
少し腹が立ってしまった私は、
Aさんの容体が明らかにおかしくなっており死ぬかもしれない、
そうしたら貴方が殺したも同然だと、
概ねそんなことを言いました。
60: 21/08/03(火)15:37:51 ID:uEPL
おばさんは少し面食らった様子で、観念したのか小さな声で言いました。
「私には、あの箱の中身は見えないのよ」
61: 21/08/03(火)15:38:25 ID:uEPL
私がどういうことか問いただすと、
おばさんがあの箱を骨董集めの仲間数人に見せたところ、
箱を開けた時の反応が明らかにおかしかったと言うのです。
62: 21/08/03(火)15:38:45 ID:uEPL
おばさんからすれば中身はなんの変哲もない小箱だったのですが、
ある人はギョッとして逃げ帰ってしまったり、
ある人は感心した様子だったり。
おばさんは、「見えているものが違うのではないか」と直感したそうです。
63: 21/08/03(火)15:39:17 ID:uEPL
そこで、あまり趣味に理解のなかった夫に見せたところ、
「いつの間にこんなもの集めたんだ」と少し不機嫌な様子で。
同じ人が見ても中身が変わるのか気になり、
次の日にも見せたところ、「無駄遣いするな」と怒られたそうです。
64: 21/08/03(火)15:39:34 ID:uEPL
聞くと、夫にには中身が宝石に見えており、妻がこっそりと集めていると思っていたようです。
65: 21/08/03(火)15:39:57 ID:uEPL
おばさんは箱の中身が何に見えるのか色々な人から聞くために求人を出していたと。
今まで同じバイトをしてきた人たちは数名いるが、誰もそのようなことは訴えていない。
だから、Aさんがそんなことになっている理由はわからないと言うのです。
66: 21/08/03(火)15:40:27 ID:uEPL
ますますわけがわかりませんでした。
おばさんの話を聞く限り、オカルト的ではあっても呪いの箱というわけでもなさそうです。
これ以上聞くこともないと思い、私はAさんに何かあったら、
警察に貴方のことを話すと思うと言いました。
67: 21/08/03(火)15:40:44 ID:i54t
読んでるでイッチがんば
69: 21/08/03(火)15:41:00 ID:uEPL
>>67
ありがとう!
68: 21/08/03(火)15:40:45 ID:uEPL
おばさんも申し訳なさそうに、それでいいと言いました。
そして、出て行こうとした時、これはひとまずのお詫びだから、と紙袋を渡してきました。
70: 21/08/03(火)15:41:24 ID:uEPL
電話をかけるとAさんは少し鼻声でしたが、安心した様子で話してくれました。
私がおばさんの家に行ったこと、そこで聞いた話をすると驚いており、
明日また来てくれないか、と言われました。
私もそのつもりだったので、その日は自宅に帰りました。
71: 21/08/03(火)15:41:55 ID:uEPL
そこでふと、おばさんに渡された紙袋が気になりました。
お詫びという言葉とその見た目を考えるとおそらくお菓子だろうと予測できましたが、
まさかと思い開けることにしました。
包装紙を剥がし、箱を開けて私はゾッとしました。
72: 21/08/03(火)15:42:23 ID:uEPL
綺麗な包装に似つかわしくない、何だかよくわからない小さな肉塊に、
びっしりと針が刺さっているものが入っていたのです。
73: 21/08/03(火)15:42:44 ID:uEPL
おばさんは嘘をついていたんだなと、その時はっきりと理解できました。
箱もこの肉塊も、おばさんによって作られたものなのでしょう。
74: 21/08/03(火)15:43:15 ID:uEPL
よく考えると、あのバイトになんの後ろめたさもないなら、
私がインターホンで尋ねたときに焦る理由もないのです。
箱の中身なんて友人に聞けばいいものを、
30万もの報酬を出してまであえて他人にやらせているのもおかしな話でした。
75: 21/08/03(火)15:43:39 ID:uEPL
私はAさんに改めて電話をかけることにしました。
でも、肉塊の話をして心配はかけたくありませんでした。
私も怖かったのだと思います。
76: 21/08/03(火)15:43:52 ID:uEPL
Aさんは、もう頭痛が耐えられないと言っていました。
薬を探すにも部屋がもうぐちゃぐちゃで、どこに何があるかすらわからないと。
77: 21/08/03(火)15:44:13 ID:uEPL
次の日、私はすぐにAさんのアパートへ向かいました。
やはり鍵はかかっていませんでしたが、Aさんはそこにはいません。
78: 21/08/03(火)15:44:33 ID:uEPL
奥にいるのかと思い、声をかけながら部屋に入ると、
リビングでちょうど箱を開こうとしているところでした。
私は咄嗟に声をかけましたが間に合わず、Aさんは箱を開いてしまいました。
79: 21/08/03(火)15:44:59 ID:uEPL
そして部屋を見回し、あっと声を上げました。
私の名前を呼びながら、ベランダの窓を開けるとAさんは「何か」を招き入れました。
80: 21/08/03(火)15:45:15 ID:uEPL
「何か」は黒っぽい人型の肉塊のように見えました。
到底私には似ても似つきませんし、
あまりの気持ち悪さに私は嗚咽していました。
81: 21/08/03(火)15:45:35 ID:uEPL
「来てくれたのか」Aさんは小さな声でしたが、確かにそう言っていました。
82: 21/08/03(火)15:45:53 ID:uEPL
私がAさんの名前を呼んでも、Aさんはその肉塊に向かって話しかけています。
思わず肩をぐいと引っ張り揺さぶると、
Aさんは私を見るなりギャッと声を上げて後ろにのけぞりました。
83: 21/08/03(火)15:46:24 ID:uEPL
どうしたんですかと聞いても、
Aさんは肉塊を見てから改めて私を見て、来るな来るなと言うばかり。
どうして、と考えを巡らせ、気づいてしまいました。
私がこの肉塊に、肉塊が私に見えている。
何をするにも間に合わなかったんだと感じました。
84: 21/08/03(火)15:46:47 ID:uEPL
肉塊を見ると、顔もないのに私のことをじっと見つめているのがわかりました。
それは、あの箱を公園で開いた帰り道のAさんの視線を思い出させるものでした。
85: 21/08/03(火)15:47:06 ID:uEPL
何とか帰りますと声を絞り出し、部屋を出てからしばらくドアの前で泣いてしまって。
気がつくとそれなりの時間が経っていたので、帰ってまた泣きました。
86: 21/08/03(火)15:47:29 ID:uEPL
Aさんはそれからもゼミに来ることはありませんでした。
私はそれからもAさんの部屋の前まで行っては物音を確かめていました。
Aさんがどんな世界を見ていたとしても、
せめて生きていてくれればまだ望みはあると思ったからです。
87: 21/08/03(火)15:47:49 ID:uEPL
数日経って物音がしなくなって思わずドアを開けると、
Aさんはどこにもいませんでした。
あの箱はまだ部屋に残っていました。
88: 21/08/03(火)15:48:05 ID:uEPL
私の中に、また良くない好奇心がよぎりました。
何て向こう見ずなんだと自分でも呆れるのですが、
私はその中身が気になってしまったのです。
89: 21/08/03(火)15:49:33 ID:uEPL
箱をそっと開けると、小さなジオラマのようになっていました。
でも、そのジオラマは地獄のような様相でした。おそらく、Aさんが見ていたのはこれだったんだと思います。ぐちゃぐちゃの肉塊がへばりついていました。
Aさんはこの中にいるのかもしれない。
そう思って私は、見なかったことにして部屋をあとにしました。
90: 21/08/03(火)15:50:15 ID:uEPL
あの箱に取り込まれたら、この世界からあの箱の中の世界に行ってしまうのだと思います。
ゼミの人たちもAさんのことを思い出しもしません。
Aさんのことを覚えているのはもう私だけです。
91: 21/08/03(火)15:50:24 ID:uEPL
おわり
92: 21/08/03(火)15:56:45 ID:uEPL
こわかった?
93: 21/08/03(火)15:57:52 ID:PGbX
面白いけど長い
96: 21/08/03(火)15:58:58 ID:uEPL
>>93
長いかー
94: 21/08/03(火)15:58:40 ID:5pdN
ワイが2レスでまとめたったでw
彡(^)(^)「モニターのアルバイトするで!」
(´・ω・`)「面白そうだね」
J( ‘ー`)し「この箱を毎日開けなさい」
彡(^)(^)「なんーや簡単やんけ!」パカッ
彡(゜)(°)「爪が大量に入っとる…」
(´・ω・`)「ヒェッ…辞めたほうがいいじゃない?」
彡(゜)(°)「大丈夫やこんなんではやめんで」
95: 21/08/03(火)15:58:47 ID:5pdN
〜数日後〜
(´・ω・`)「最近お兄ちゃん見ないなあ…家に行ってみよう」ドアコンコン
彡(;)(;)「原ちゃんか…?ワイは肉に包まれて外に出られんで」
(´・ω・`)「ちょっとあのおばさんに話聞いてくるよ」
J( ‘ー`)し「あの箱は人によって見えるものが変わるだけよ」
(´・ω・`)「本当かなあ」
彡(● )( ●)「ギャアあァア」
(´・ω・`)「あー肉塊に取り込まれちゃったようだね」
(´・ω・`)「いつまでも忘れないよお兄ちゃん」
おわり
97: 21/08/03(火)15:59:33 ID:uEPL
>>95
グッバイやきうのおにいちゃん
101: 21/08/03(火)16:02:10 ID:PEzc
>>97
文才はありそうな気がするな
102: 21/08/03(火)16:02:40 ID:uEPL
>>101
ほんまか?ありがとうな
99: 21/08/03(火)15:59:48 ID:PGbX
>>95
短すぎて草
98: 21/08/03(火)15:59:44 ID:ufZt
沙耶の唄思い出したわ
100: 21/08/03(火)16:01:44 ID:uEPL
>>98
名前しか聞いたことないから調べたわ
沙耶ちゃんかわいいな
103: 21/08/03(火)16:03:15 ID:uEPL
もっとボロカス言われると思っとったわ
みんな優しいな
104: 21/08/03(火)16:11:03 ID:QAZo
長すぎて読んでへんだけやで
105: 21/08/03(火)16:13:21 ID:uEPL
>>104
( ; ; )
106: 21/08/03(火)16:22:29 ID:PEzc
>>105
内容は読んで怖いかと言われればそんなに怖くない風に感じたかな。Aさんが肉塊の中に入っているっていうところで?ってなっちゃったかも
107: 21/08/03(火)16:25:07 ID:uEPL
>>106
なるほどなぁ ありがとう!
Aさんの見えていた世界が、最後箱の中で私にも見えた
みたいな感じやったけどちょっとわかりにくかったな
110: 21/08/03(火)16:31:13 ID:PEzc
>>107
なるほどそういうことだったんか。
もう一回読み返してきたんだが登場人物の描写は雰囲気があっていいと思う。ただ箱の描写になると一気に安っぽくなってる気がする、
113: 21/08/03(火)16:34:11 ID:uEPL
>>110
箱に関しては、私視点ではほとんど見てないからあんまり詳細には書いてなかったな
確かにちょっと描写弱かったかもしれん、ありがとう!
116: 21/08/03(火)16:49:58 ID:PEzc
>>113
文才はある人だと思うからこれからも頑張って怖い話かいてくれ。ぞわぞわしたい
118: 21/08/03(火)16:55:32 ID:uEPL
>>116
ほんまに嬉しい!頑張るわ
108: 21/08/03(火)16:29:50 ID:EUab
ワイはすこやで不思議な感じ
ホラー話投稿サイトの奇々怪々とかに投稿してみたら?
111: 21/08/03(火)16:32:33 ID:m4JC
>>108
おーぷんはパブリックドメインだから、誰でも投稿できるな
112: 21/08/03(火)16:33:04 ID:uEPL
>>108
ありがとう!
実は、SSを一本書き終えたのはこれが初めてなんや
そのサイトのも見て頑張ってみるわ
114: 21/08/03(火)16:34:21 ID:gynZ
これはワニの好みかもやけど夏なら夏冬なら冬って季節感を追加してホラーじゃない箇所にそれとなくそういう描写足したら
読み手も情景を想像しやすいしよりリアルになんで
今は季節感を排除してるから良くも悪くもカラッとした話や
115: 21/08/03(火)16:36:48 ID:uEPL
>>114
なるほどなぁ、回り道も表現には大事ということやね
ありがとう!
117: 21/08/03(火)16:51:05 ID:rSQo
なんでおばさんが箱作ったのかとかは謎ってことなんか?
119: 21/08/03(火)16:56:38 ID:uEPL
>>117
そうやね、一応簡単に設定は考えてるけど、この2人には分からんし
理不尽な方が怖いと思ったんや
120: 21/08/03(火)16:58:04 ID:uEPL
実は、爪入った箱っていうのは体験談なんや
バイトとかAさんの見てる世界とかは全部考えた話なんやけど
引用元:https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1627970704/


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